昨日の、高森先生が出演された
BS11「報道ライブINsideOUT」を拝見。
メインキャスターの別所哲也さんが
落ち着いた声色でゲストに話を振り、
「オトナな感じ」の報道番組でした。
天皇の退位後のあれやこれやを
有識者会議がまとめたので、
それについて専門家に意見を聞く、
というのが番組のテーマ。
まずは天皇・皇后の呼び方について。
有識者会議では「上皇」「上皇后」としているが、
「上皇」が「太上天皇」の略であることは、
ゴー宣道場に参加された方、ブログをチェック
されている方ならご承知の通り。
略称を正式な呼称にするという神経が理解できません。
上皇后も、皇太后というこれまでずっと使われてきた
呼称があるのに、なぜそれを無視するのだろう。
天皇への敬意が全くないのか、
それとも皇室に関する知識がないのか。
「有識者」という日本語の意味がもしかしたら今後
変わっていくかもしれませんね。
大本営発表がウソの代名詞になったように。
それはともかく、成城大学の森暢平教授は
「元天皇」「元皇后」でいいのではないかと
おっしゃっていました。
なんだそりゃー。
制度としては確かに「元」になるんだけれど、
これはそもそも経歴などを説明するための用語であって、
天皇にそのまま当てはめるのはふさわしくない。
高森先生がそのあたり、スバッと本質を突いた
コメントをされていました。
そして有識者会議の案で一番びっくりしたのは、
葬儀を天皇と同様に「大喪の礼」とする、
としたこと。
復習もかねて、天皇陛下のお言葉を以下に抜粋。
天皇が健康を損ない、深刻な状態に立ち至った場合、
これまでにも見られたように、社会が停滞し、国民の
暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます。更
にこれまでの皇室のしきたりとして、天皇の終焉に当
たっては,重い殯(もがり)の行事が連日ほぼ2ヶ月
にわたって続き,その後葬儀に関連する行事が、1年
間続きます。その様々な行事と、新時代に関わる諸行
事が同時に進行することから、行事に関わる人々、と
りわけ残される家族は、非常に厳しい状況下に置かれ
ざるを得ません。こうした事態を避けることは出来な
いものだろうかとの思いが、胸に去来することもあり
ます。
普通の国語力があれば、何をおっしゃっているかは
一目瞭然でしょう。
また4年ほど前、陛下はこれまでの土葬ではなく
火葬を希望なさっていることが報じられました。
御陵の用地がなくなりつつあることもそうですが、
周囲の負担を減らそうとお考えがおありなのでしょう。
どういういきさつで有識者会議が「大喪の礼」を
するという案になったのか。
しつこいようですけど、ホントに有識者???
この番組、現在の細かな論点がきっちり明確に
なっているので、予習復習も兼ねて
ご覧になってみてはいかがでしょう。
ちなみにHPによると、ゲストとのトークコーナーは
2週間限定でYouTubeで配信されるそうです。
明日あたりから配信されるんじゃないかしら。
↓↓↓こちらをチェックしてみてね。
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